タンソーマンGX 蓄電所の案件と用地

低圧(49.9kW)

逆潮流とは?蓄電所での意味と放電で電気が系統へ流れることを解説

逆潮流とは、本来は系統から需要家へ流れる電気が、反対に需要家や設備の側から系統の側へ流れることです。系統用蓄電池は、放電して電気を系統へ送るときに逆潮流になります。

順潮流と逆潮流はどう違うのか

違いは電気の向きです。系統から設備へ電気が流れ込むのが通常の向き(順潮流)で、設備から系統へ電気が流れ出すのが逆潮流です。電気を使うだけの需要家は順潮流だけですが、太陽光発電や蓄電池のように電気を送り出す設備は逆潮流を生みます。

充電時と放電時の電気の向き

充電時

  • 系統から蓄電所へ流れる
  • 需要と同じ扱いで審査される
  • 容量の確保が必要

放電時(逆潮流)

  • 蓄電所から系統へ流れる
  • 発電と同じ扱いで審査される
  • ノンファーム型接続がある

なぜ蓄電所では逆潮流が重要なのか

蓄電所は充電と放電の両方で系統を使うため、流れ込む向きと流れ出す向きの両方で系統に負担がかかるからです。太陽光発電は放電の向きだけを考えればよい設備ですが、系統用蓄電池は充電も行うため、両方向の余裕を確かめる必要があります。放電と充電の審査の違いは蓄電池の系統接続、詰まっているのは「充電側」で解説しています。

また、配電用変電所に空容量があっても、変電所逆潮流対策やバンク逆潮流対策が必要になる場合があります。その場合は工事費負担金がかかるか、対策が完了するまで連系を待つことになります。

逆潮流の有無は手続きでどう扱われるのか

手続きでは、系統への放電、つまり逆潮流があるかどうかを申込みの段階で示します。東京電力パワーグリッドは2026年5月15日、低圧の技術協議の依頼票に「系統からの充電の有無」と「系統への放電の有無」の欄を追加しました。低圧で系統につながる蓄電池の申込みが急増していることへの対応です。背景は低圧の技術協議依頼票に充電・放電の欄で解説しています。

区分 電気の向き 扱い
充電 系統から蓄電所へ 需要と同じ。容量の確保が必要
放電 蓄電所から系統へ(逆潮流) 発電と同じ。ノンファーム型接続がある

逆潮流について何を確かめればよいのか

  • 接続検討や技術協議で、放電と充電の両方の条件がどう示されたか
  • 逆潮流対策による工事費負担金や連系の待ちがあるか
  • 放電側に出力制御の条件がついているか

逆潮流についてよくある誤解は何か

よくある誤解は、逆潮流は太陽光発電の話で、電気をためるだけの蓄電池には関係がないという考え方です。系統用蓄電池は系統から充電した電気を系統へ放電する設備であり、放電のたびに逆潮流が生じます。また、逆潮流があること自体が問題なのではなく、それを受け入れる設備の余裕と対策の費用が接続の条件を左右します。

まとめ

  • 逆潮流とは、設備の側から系統の側へ電気が流れることです。
  • 系統用蓄電池は放電時に逆潮流となり、充電と放電の両方で審査されます。
  • 空容量があっても逆潮流対策の工事費負担金がかかる場合があります。

出力49.9kWの低圧蓄電所については、低圧蓄電所のご案内をご覧ください。

出典

  • 東京電力パワーグリッド「系統の予想潮流等に関する情報」(2026年9月2日更新)
  • 株式会社タンソーマンGX「系統用蓄電池 投資の基礎解説ブック 高圧編」(2026年10月)

※本記事は制度と市場の一般的な解説です。個別の投資を勧めるものではありません。

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