CO2排出量の算定・可視化サービス「タンソチェック」は、Scope1・2・3 の算定から、温対法・CDP・SBT などの報告書作成までを一つのサービスで行えるクラウドサービスです。2,000社以上の企業・団体にご利用いただいています。

この記事では、2026年10月時点でタンソチェックが提供している機能を、「登録する」「算定する」「見る・分析する」「報告する」「組織で使う」の流れに沿ってご紹介します。

目次

  1. タンソチェックの機能の概要
  2. データを登録する機能
  3. Scope1・2・3 を算定する機能
  4. 排出量を見る・分析する機能
  5. 報告書を作る機能
  6. 組織・グループで使う機能
  7. よくある質問

1. タンソチェックの機能の概要

CO2排出量算定ツール「タンソチェック」の機能一覧【2026年10月版】Scope3の自動算定から温対法・CDPの報告書作成まで
段階主な機能
登録する個別登録、Excel一括登録、請求書から登録(AI)、AIで一括算定、一括取込チェック
算定する環境省データベースにもとづく Scope1・2・3(15カテゴリ)の算定、マーケット基準/ロケーション基準
見る・分析するホームのダッシュボード、Scope別の分析、レポート、削減目標の進捗
報告する報告書8種類、省エネ法 定期報告の集計、取引先のCO2調査票への回答代行
組織で使う拠点管理、権限、グループ・連携(自治体・親会社による支援先の一括管理)

2. データを登録する機能

会計データからScope1〜3を一括で算定する「AIで一括算定」【2026年10月追加・プレミアムプラン】

CO2排出量算定ツール「タンソチェック」の機能一覧【2026年10月版】Scope3の自動算定から温対法・CDPの報告書作成まで

会計ソフトから出力した仕訳帳のCSV(freee・マネーフォワード・弥生など)や、購買リスト・経費精算の Excel をアップロードすると、AIが支出ごとに Scope1・2・3 のどのカテゴリに当たるか、どの排出係数を使うかを振り分けます。

  • 勘定科目・取引先・摘要をもとに振り分け(例:消耗品費→カテゴリ1、旅費交通費→カテゴリ6、運賃→カテゴリ4、備品の購入→カテゴリ2)
  • 振り分けごとに確度(高・中・低)、算定方法(金額ベース・数量・推計)、判断理由を表示
  • 給与や預金振替など排出量に関係しない行は、理由を付けて対象外として一覧化
  • 確認した振り分けを会社ごとのルールとして保存し、翌月以降は自動で適用
  • 排出量の計算はAIではなくシステムが行う

金額ベースで算定できるため、Scope3 をこれから始める企業でも、まず全体の規模感をつかむところから着手できます。

請求書から登録(AI)【2026年10月追加】

電気・ガス・燃料などの請求書(PDF・JPG・PNG・HEIC)をアップロードすると、AIが使用年月・使用量・金額・電力会社や料金メニューを読み取り、排出量の登録内容を作成します。アップロードした請求書は証憑として登録データに添付されます。

Excel一括登録・一括取込チェック【一括取込チェックは2026年10月追加】

CO2排出量算定ツール「タンソチェック」の機能一覧【2026年10月版】Scope3の自動算定から温対法・CDPの報告書作成まで

Scope1・2・3 それぞれの Excel テンプレートで、多数の拠点・月のデータをまとめて登録できます。「一括取込チェック」(プレミアムプラン)を使うと、登録前に数字の桁化け、拠点名の表記ゆれ、電力メニューの不整合、欠けている月などを自動で点検し、修正済みのファイルを作れます。

個別登録・複製・証憑の管理

画面から1件ずつ登録できるほか、過去の登録データの複製、証憑ファイルの添付、ファイル管理(PDFのプレビュー)に対応しています。

3. Scope1・2・3 を算定する機能

  • 環境省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース」の係数を使って算定します
  • Scope3 は15カテゴリすべてに対応しています
  • Scope2 は、電気事業者別の係数によるマーケット基準と、全国平均係数によるロケーション基準の両方を算定します
  • 自社独自の排出係数を登録して使うこともできます

Scope3 15カテゴリの算定状況を確認【2026年10月追加】

カテゴリごとに「算定済み/未算定」と、未算定のカテゴリを算定するのに必要なデータを表示します。出張(カテゴリ6)と通勤(カテゴリ7)は、交通費のデータが無い場合も、従業員数と勤務日数から概算できます。

4. 排出量を見る・分析する機能

  • ホーム:総排出量と Scope1・2・3、前年比、月別の推移、拠点別ランキング、年度別の推移、Scope3 のカテゴリ内訳、主な排出源を1画面で表示
  • 分析:全体・Scope1/2/3 別・Scope3 の分析。よく使う絞り込み条件は名前を付けて保存
  • レポート:月別の排出量の推移などをまとめて表示
  • 削減目標:目標に対する進捗を表示(プレミアムプラン)

5. 報告書を作る機能

算定データから8種類の報告書を作成【2026年10月追加・プレミアムプラン】

CO2排出量算定ツール「タンソチェック」の機能一覧【2026年10月版】Scope3の自動算定から温対法・CDPの報告書作成まで
報告書用途
月次レポート社内の定例報告
温対法 算定報告(転記用)エネルギー起源CO2の基礎排出量・調整後排出量を事業所別・燃料別に集計。特定排出者(3,000t)の目安も表示
CDP 気候変動 回答案Scope1・2・3(カテゴリ別)の回答案と、評価状況・算定方法の根拠
SBT 目標設定シート基準年の排出量と、Scope1+2 年4.2%・Scope3 年2.5% の削減経路
SSBJ・TCFD 開示文案4つの柱(ガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標)の下書き
統合報告書 環境ページKPI・グラフ・取り組みの原稿
金融機関向け KPI報告サステナビリティ・リンク・ローンなどの KPI 報告(基準年比・前年比・原単位)
自治体向け 支援実績報告自治体・団体が支援する事業者の算定状況のまとめ

出力形式は、報告書に応じて Excel・PDF・Word から選べます(月次レポートや開示文案はPDFでそのまま配布でき、Wordで編集もできます)。文章を含む報告書はAIが下書きしますが、数値は算定データにあるものだけを使い、企業ごとに記入が必要な箇所は【要記入】として残します。

省エネ法 定期報告の集計

登録済みのエネルギー使用量から、省エネ法の定期報告書(EEGS)の第2表・第3表に転記する値を集計します。熱量(GJ)・原油換算(kL)、区分ごとのエネルギー消費原単位、前年度比、5年度間平均を表示し、Excel で出力できます。

取引先のCO2調査票に回答する「回答代行」【2026年10月追加・プレミアムプラン】

CO2排出量算定ツール「タンソチェック」の機能一覧【2026年10月版】Scope3の自動算定から温対法・CDPの報告書作成まで

取引先から届いた CO2 調査票(Excel)をアップロードすると、AIが様式を解析し、登録済みの排出量データから回答案を作ります。確認・承認した回答を、元の様式のまま書き込んだファイルとして出力できます。

※温対法・省エネ法の報告書は、報告に転記する値の集計を行うものです。国への報告・提出は事業者様ご自身で行っていただきます。

6. 組織・グループで使う機能

  • 拠点管理:工場・店舗・事業所ごとに登録・集計。1人のユーザーを複数拠点に所属させることも可能
  • 権限:親ユーザー・管理者・閲覧者など、役割に応じた権限
  • グループ・連携:自治体や親会社が、支援先・グループ会社の算定状況をまとめて確認。支援先ごとの算定状況は「自治体向け 支援実績報告」として出力可能
  • チャットサポート:画面右下のチャットからお問い合わせ。返信はメールでも受け取れます

7. よくある質問

Q. Scope3 の算定をしたことがありません。何から始めればよいですか?

A. 会計ソフトの仕訳帳を「AIで一括算定」(プレミアムプラン)でアップロードし、金額ベースで Scope3 の全体像を把握したうえで、排出量の大きいカテゴリから数量ベースの算定に置き換えていく進め方をおすすめします。

Q. AIが計算した数字は正しいのですか?

A. AIが行うのは「どのカテゴリ・どの係数を使うか」の判断までで、排出量の計算はシステムが決められた式で行います。振り分けは確度と理由を見て確認・修正してから登録するため、根拠を説明できる状態で算定できます。

Q. 報告書はそのまま提出できますか?

A. 数値は算定データから集計していますが、温対法・省エネ法は報告書に転記する値の集計、CDP は回答案、開示文案は下書きです。【要記入】の箇所を埋め、内容を確認してからお使いください。

Q. どのプランで使えますか?

A. 2026年10月に追加した「AIで一括算定」「報告書(8種類)」「回答代行」「一括取込チェック」は、有料プラン(プレミアムプラン)でご利用いただけます。「請求書から登録(AI)」と省エネ法 定期報告の集計は、すべてのプランでご利用いただけます。

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