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新宿区の配電用変電所の空き容量(2026年9月) 上位系に空きが残る変電所と都心部の用地事情

新宿区では位置を推定できた配電用変電所14か所のうち7か所で上位系等考慮の空容量が残っており、東京都区部の中では空きのある変電所が多い区に該当します。空容量は目安のため、接続の可否は事前相談で確認する必要があります。

本記事では、東京電力パワーグリッドが公表している「系統の予想潮流等に関する情報」(2026年9月2日更新)をもとに、新宿区にあると当社が推定した配電用変電所の空き容量を整理します。あわせて、建物が密集する東京都区部で蓄電所の用地を検討する際の確認事項を説明します。

新宿区の配電用変電所の空き容量はどうなっているか

新宿区で位置を推定できた配電用変電所は14か所で、当該設備の空容量が最も大きいのは西落合の29.0MWです。

上位系等考慮の空容量で確認すると、空きがある変電所は14か所中7か所(西落合・河田町・北新宿・戸山・荒木町など)です。平常時に出力制御が生じる可能性が「有り」とされた変電所は7か所です。

配電用変電所 バンク数 空容量(当該設備) 空容量(上位系等考慮) 平常時出力制御の可能性
西落合 2 29.0MW 29.0MW 表示なし
河田町 3 19.0MW 19.0MW 表示なし
北新宿 3 19.0MW 19.0MW 表示なし
戸山 3 19.0MW 19.0MW 表示なし
荒木町 3 19.0MW 19.0MW 表示なし
西新宿 3 19.0MW 19.0MW 表示なし
袋町 2 9.0MW 9.0MW 表示なし
御苑前 2 29.0MW 0.0MW 有り
新小川町 3 19.0MW 0.0MW 有り
鶴巻町 3 19.0MW 0.0MW 有り
淀橋 3 19.0MW 0.0MW 有り
信濃町 3 19.0MW 0.0MW 有り
左門町 3 14.0MW 0.0MW 有り
牛込 2 9.0MW 0.0MW 有り
新宿区の配電用変電所 空容量(当該設備)
  • 西落合29.0MW
  • 河田町19.0MW
  • 北新宿19.0MW
  • 戸山19.0MW
  • 荒木町19.0MW
  • 西新宿19.0MW
  • 袋町9.0MW
  • 御苑前29.0MW

東京電力パワーグリッド「系統の予想潮流等に関する情報」2026年9月2日更新版より当社集計。変電所の位置は名称からの推定。

変電所の位置は、公表データの変電所名から当社が区を推定したもので、正確な所在地ではありません。隣接する区にまたがる場合や、名称と所在地が一致しない場合もあります。

新宿区で上位系に空きがあることは接続の確約になるか

確約にはなりません。上位系等考慮の空容量は公表時点の目安で、接続の可否を約束するものではありません。

空容量は他の申込みの状況によって変わり、月1回の更新ごとに数値が動くことがあります。また、平常時に出力制御が生じる可能性が「有り」とされた変電所も7か所あります。空きのある変電所の近くに候補地がある場合でも、東京電力パワーグリッドへの事前相談で接続の見込みと工事費負担金の目安を確認したうえで計画を進めることが重要です。

東京都区部全体と比べるとどうか

東京都区部全体では、位置を推定できた配電用変電所320か所のうち、上位系等考慮の空容量があるのは49か所(15%)です。

区部で上位系に空きのある変電所が確認できる区には、練馬区・中野区・杉並区・世田谷区・板橋区などがあります。区部全体の傾向は東京都区部の配電用変電所の空き容量の記事で、データの読み方は予想潮流データの読み方の記事で詳しく説明しています。

都心部で蓄電所の用地が限られるのはなぜか

東京都区部では、系統の空き容量とは別に、土地そのものの条件が制約になりやすい傾向があります。

  • まとまった空き地が少なく、地価も高いため、設備を置く面積の確保が難しい場合があります
  • 住宅や商業施設が近接していることが多く、騒音や景観、防火への配慮が求められます
  • 用途地域によって建てられる施設が制限されるため、候補地ごとに確認が必要です
  • 河川沿いや低地では浸水のおそれがあり、ハザードマップでの確認と、必要に応じたかさ上げの検討が必要です
  • 道幅が狭い場所では、機器を運ぶ車両や工事車両が入れるかどうかが課題になります

新宿区で候補地を検討する際は何を確認するか

空き容量、土地の法的な条件、周辺環境の三つを順に確認することが基本です。

  1. 最寄りと推定される配電用変電所の空容量と、平常時の出力制御の可能性を確認する
  2. 用途地域や都市計画上の制限を区の窓口などで確認する
  3. 住宅との距離、浸水想定、搬入路を現地で確認する
  4. 東京電力パワーグリッドへの事前相談で、接続の見込みと工事費負担金の目安を確認する

候補地の条件はこの土地、蓄電所になる?で簡単に整理できます。地図で確認したい場合は空き容量マップをご利用ください。ここで示した空容量は月1回更新される目安で、接続を約束するものではありません。

まとめ

  • 新宿区で位置を推定できた配電用変電所は14か所で、上位系等考慮の空容量があるのは7か所です
  • 区部では空き容量に加え、用地の面積・周辺環境・用途地域の制約を確認する必要があります
  • 空容量は目安のため、接続の可否と工事費負担金は事前相談・接続検討で確認します

土地をお持ちの方は、土地探し・用地のご相談をご利用ください。

出典

  • 東京電力パワーグリッド「系統の予想潮流等に関する情報」(2026年9月2日更新)

※本記事は制度と市場の一般的な解説です。個別の投資を勧めるものではありません。

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