タンソーマンGX 蓄電所の案件と用地

高圧・低圧 共通

八雲町(北海道)の配電用変電所の空き容量(2026年)と蓄電所用地の考え方

八雲町で位置を推定できた配電用変電所4か所は、上位系等考慮の空容量がすべて0MWです。当該設備に空きがあるのは4か所ありますが、蓄電所はノンファーム型接続(混雑時に出力が制御されうる接続)を前提に考えることになります。

この記事では、北海道電力ネットワーク 系統の予想潮流・空容量の公表資料(2026年9月30日時点)をもとに、八雲町(北海道)にあると当社が推定した配電用変電所の空き容量を整理します。蓄電所の用地を探すときに、最初に何を確かめればよいかもあわせて説明します。

八雲町の配電用変電所の空き容量はどうなっているか

八雲町で位置を推定できた配電用変電所は4か所です。変電所そのもの(当該設備)の空容量が最も大きいのは八雲の9MWで、当該設備に空きがある変電所は4か所中4か所です。上位の送電線や変電所まで含めて考えた「上位系等考慮」の空容量で見ると、空きがあるのは4か所中0か所です。平常時に出力制御が起こる可能性が「有り」とされた変電所は4か所です。

配電用変電所 バンク数 空容量(当該設備) 空容量(上位系等考慮) 平常時出力制御の可能性
八雲 3 9MW 0MW 有り
相沼内 1 5MW 0MW 有り
熊石 1 5MW 0MW 有り
落部 1 4MW 0MW 有り
八雲町の配電用変電所 空容量(当該設備)
  • 八雲9MW
  • 相沼内5MW
  • 熊石5MW
  • 落部4MW

北海道電力ネットワークの公表資料(2026年9月30日時点)より当社集計。変電所の位置は名称からの推定。

変電所の位置は、公表資料の変電所名から当社が市区町村を推定したもので、正確な所在地ではありません。隣接する市区町村にまたがる場合や、名前と所在地が一致しない場合もあります。

上位系に空きがないとはどういうことか

配電用変電所の設備だけを見れば八雲町にも空きが残っている変電所がありますが、その先の上位系統がすでに混み合っているため、上位系等考慮の空容量は0MWになっています。この状態では、混雑時も制御されない従来の方式で新たに受け入れる余地は小さいと考えられます。

そのため蓄電所を計画する場合は、ノンファーム型接続が前提になります。系統が混雑する時間帯に充電や放電が制御されることがあり、その分だけ収益の見込みが下がる可能性があります。事業計画では、制御が入る前提の保守的なケースも用意しておくことをおすすめします。

北海道エリア全体と比べるとどうか

北海道エリア全体では位置を推定できた配電用変電所が374か所あり、当該設備に空容量があるのはその92%です。上位系等考慮の空容量があるのは12%にとどまります。八雲町もエリア全体と同じく、上位系まで含めると空きは限られています。

空容量の見方は予想潮流データの読み方の記事で詳しく説明しています。地図で確かめたい方は空き容量マップもご覧ください。

八雲町で蓄電所の用地を探すときに確かめることは何か

空き容量のほかにも、土地そのものの条件で計画が止まることがあります。次の点を順に確かめてください。

  • 都市計画の区分:市街化調整区域かどうか、用途地域の制限がないか
  • 農地かどうか:農地の場合は転用の許可や届出が必要で、農用地区域では難しいことが多いです
  • 住宅との距離:騒音や景観への配慮が必要になり、自治体の指針で距離を求められる場合があります
  • 浸水のおそれ:ハザードマップで浸水の深さを確認し、かさ上げの要否を見ます
  • 搬入路:機器を運ぶ車両が入れる道幅と、工事車両の出入りができるか
  • 事前相談:北海道電力ネットワークに接続の見込みと工事費負担金の目安を確かめます

候補地の条件をまとめて確かめたいときは、この土地、蓄電所になる?で簡単に整理できます。

なお、ここで示した空容量は公表時点の目安で、接続を約束するものではありません。正確な接続の可否と工事費負担金は、北海道電力ネットワークへの事前相談や接続検討で確かめる必要があります。

まとめ

  • 八雲町で位置を推定できた配電用変電所4か所のうち、上位系等考慮の空容量があるのは0か所です
  • 上位系に空きがない変電所ではノンファーム型接続が前提となり、出力制御を見込んだ計画が必要です
  • 空容量は目安で接続を約束するものではないため、接続の可否と工事費負担金は事前相談・接続検討で確かめます

土地をお持ちの方は、土地探し・用地のご相談をご利用ください。出力49.9kWの低圧蓄電所については、低圧蓄電所のご案内をご覧ください。

出典

  • 北海道電力ネットワーク 系統の予想潮流・空容量の公表資料(2026年9月30日時点)

※本記事は制度と市場の一般的な解説です。個別の投資を勧めるものではありません。

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