タンソーマンGX 蓄電所の案件と用地

低圧(49.9kW)

非線引き区域・都市計画区域外の土地は低圧蓄電所に向くか

非線引き区域・都市計画区域外は、市街化調整区域のような開発許可の制限がかからないため、低圧蓄電所の用地として検討しやすい区分です。ただし、農地・住宅・電柱など他の条件は別に確認が必要です。

市街化調整区域とは何が違うのですか

市街化調整区域で問題になる開発許可の制限が、非線引き区域・都市計画区域外にはかかりません。

国土交通省の通知(2025年4月)で、蓄電池は危険物を含む工作物として開発許可の対象になり得るとされ、容量による下限はありません。許可基準を定めていない自治体が多いため、市街化調整区域は不可と考えるのが実務上の前提です。非線引き区域・都市計画区域外はこの制限がかかりません。調整区域の扱いは市街化調整区域に低圧蓄電池は置けるかの記事で解説しています。

都市計画の区分と低圧蓄電所

市街化調整区域

  • 開発許可の対象になり得る
  • 容量による下限はない
  • 不可と考える

非線引き区域・都市計画区域外

  • この制限がかからない
  • 他の条件は別に確認
  • 検討しやすい区分

国土交通省の通知(2025年4月)による整理。

非線引き区域なら他に確認することはないのですか

都市計画の区分は最初の確認項目の一つにすぎず、他の条件も満たす必要があります。

  • 農地:地目と現況の両方を確認します。農地転用の許可が要り、農振農用地(青地)は原則転用できません。
  • 周辺の住宅:PCSの音が出ます。当社は50m以内に住宅や宿泊施設がない土地を選んでいます。
  • 電柱と系統:近くに電柱があり、配電線と柱上変圧器に余裕があるか。
  • 搬入路:2tトラックとクレーン付き車両が横付けできる道か。
  • 環境:積雪、塩害、ハザードマップの浸水想定。

区分はどうやって確かめればよいですか

自治体の都市計画図や担当窓口で、土地がどの区分に該当するかを確認します。

同じ市町村の中でも、区域の境界をまたいで区分が変わることがあります。販売資料に「非線引き」と書かれていても、地番単位で自治体の情報と照合しておくことが重要です。

非線引き区域の土地が多い地域は有利なのですか

許可の面では検討しやすい一方、つながる場所かどうかは別に決まります。

非線引き区域や都市計画区域外は、住宅の少ない地域と重なることもありますが、配電線や柱上変圧器の余裕は場所ごとに異なります。区分だけで用地の良し悪しを判断せず、連系の見込みと合わせて確認してください。全体像は低圧の系統用蓄電池 総合ガイドをご覧ください。

販売資料の区分の表示はどこまで信頼できますか

参考情報として扱い、自治体の情報で裏付けを取ることが基本です。

都市計画の区分は見直されることがあり、資料の作成時点と購入時点で異なる可能性があります。また、国土交通省の通知を受けて、自治体が独自の基準を定める動きも考えられます。購入や賃借の前に、地番を示して自治体の担当窓口に確認し、その結果を記録しておくと確実です。

また、都市計画区域外の土地では、道路や電柱などの基盤が整っていない場合もあります。2tトラックとクレーン付き車両が横付けできるか、近くに電柱があるかを、区分の確認と同じ段階で確かめておくと、後から候補を外す手戻りを減らせます。

まとめ

  • 非線引き区域・都市計画区域外には、市街化調整区域のような開発許可の制限がかかりません。
  • 農地、周辺の住宅、電柱と系統、搬入路などの条件は別に確認が必要です。
  • 区分は地番単位で自治体の情報と照合し、連系の見込みと合わせて判断します。

出力49.9kWの低圧蓄電所については、低圧蓄電所のご案内をご覧ください。

出典

  • タンソーマンGX「系統用蓄電池 投資の基礎解説ブック 低圧編」(2026年10月版)
  • 国土交通省 蓄電池の開発許可の取扱いに関する通知(2025年4月)

※本記事は制度と市場の一般的な解説です。個別の投資を勧めるものではありません。

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