タンソーマンGX 蓄電所の案件と用地

低圧(49.9kW)

近くに電柱がない土地で低圧蓄電所はできるか、電柱番号で相談が早い

低圧蓄電所は電柱から低圧(200V)で受電するため、近くに電柱があることが土地の条件です。電柱の番号が分かれば、連系の相談が早く進みます。

なぜ電柱の近さが条件になるのですか

低圧蓄電所は、近くの電柱から配電線を通じて系統に接続するためです。

出力が50kW未満なら、電柱から低圧で受電でき、高圧受変電設備(キュービクル)が要りません。その分、土地も小さくて済みます。一方で、近くに電柱がない土地では、電力会社側の工事が増える可能性があり、その一部は工事費負担金として接続する側が負担します。負担金の考え方は工事費負担金の記事で解説しています。

電柱からの接続で審査されるところ
  • 柱上変圧器放電と充電の両方で余裕があるか
  • 配電線同じ線につながる他の設備との関係
  • 電柱の位置土地からの距離と引込みの経路
  • 土地の連系盤計器と連系盤を置く場所

電柱番号があるとなぜ相談が早いのですか

どの配電線・どの変圧器につながるかを特定しやすくなるためです。

電柱には管理用の番号が付いています。土地の住所だけでは、近くに複数の電柱がある場合にどこから受電するかが定まりません。電柱の番号が分かれば、施工会社やアグリゲーターが連系の見込みを確認する際の手がかりになります。現地で電柱の番号札を撮影しておくと、相談が具体的になります。

電柱が近ければ必ず接続できるのですか

近くに電柱があっても、配電線や柱上変圧器に余裕がなければ連系できません。

連系の申込み後、技術協議で配電線と柱上変圧器の余裕が、放電と充電の両方で確認されます。蓄電池は放電だけでなく充電も審査されます。申込みが増えるにつれ、空いている場所は減っています。工事費負担金の金額もこの段階で決まるため、負担金の金額を確認してから設備と工事を発注するのが安全です。

土地を探す段階で何を確認すればよいですか

電柱の位置と番号、引込みの経路、搬入路を合わせて確認します。

  • 土地の近くにある電柱の位置と番号
  • 電柱から連系盤までの引込みの経路に障害物がないか
  • 2tトラックとクレーン付き車両が横付けできるか

低圧蓄電所の全体像は低圧の系統用蓄電池 総合ガイドをご覧ください。

電柱から遠い土地は候補から外すべきですか

一律に外す必要はありませんが、工事費負担金と期間が増える可能性を前提に比較します。

電柱からの距離が長い場合、引込みの経路や電力会社側の工事の内容によって、負担金や工期が変わります。低圧では負担金が設計の終わるまで確定しないことが多いため、距離のある土地では特に、金額が分かるまで設備の発注を待つ判断が重要になります。販売資料に負担金の扱いが書かれていない場合は、含むか別かを確認してください。

また、私有地を通って引き込む場合は、その土地の所有者との調整が必要になることもあります。

なお、2026年5月15日には、東京電力パワーグリッドが低圧の技術協議の依頼票に「系統からの充電の有無」などの欄を設けました。蓄電池の充電が審査の論点として明確になっており、電柱の位置とあわせて、充電の条件も含めて相談することが重要になっています。

まとめ

  • 低圧蓄電所は電柱から200Vで受電するため、近くに電柱があることが条件です。
  • 電柱の番号が分かると、どの配電線・変圧器につながるかを特定しやすくなります。
  • 電柱が近くても、放電と充電の両方で余裕がなければ連系できません。

出力49.9kWの低圧蓄電所については、低圧蓄電所のご案内をご覧ください。

出典

  • タンソーマンGX「系統用蓄電池 投資の基礎解説ブック 低圧編」(2026年10月版)
  • 東京電力パワーグリッド 低圧の技術協議に関する公表資料

※本記事は制度と市場の一般的な解説です。個別の投資を勧めるものではありません。

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