タンソーマンGX 蓄電所の案件と用地

低圧(49.9kW)

一次オフライン枠とは?蓄電所での意味と低圧が参加できる入口を解説

一次オフライン枠とは、送配電事業者との専用線によるオンライン接続を必要とせずに、需給調整市場の一次調整力へ参加できる枠です。出力49.9kWの低圧蓄電池は、アグリゲーターが同じエリアで1MW以上に束ね、主にこの枠で参加します。

一次オフライン枠はどのような仕組みか

一次オフライン枠は、周波数の変化を設備側で検出して自ら応答するという一次調整力の性質を生かした参加の枠です。調整力を提供する設備は、一般に専用線を引いて送配電事業者の指令をオンラインで受けますが、一次調整力にはその接続を必要としない枠が設けられています。

一次調整力のオンライン枠とオフライン枠

オンライン枠

  • 専用線でオンライン接続する
  • 専用線の整備が前提
  • 大きな設備に向く

オフライン枠

  • 専用線でのオンライン接続が不要
  • 低圧の蓄電池などが入る
  • アグリゲーターが束ねて参加

なぜ低圧蓄電所にとってオフライン枠が重要なのか

オフライン枠が重要なのは、49.9kWの設備ごとに専用線を引くのは現実的ではなく、この枠があることで小さな設備でも一次調整力に参加しやすくなるためです。低圧の受電点で計測する設備の参加は2026年度から全商品で認められ、2026年4月から低圧の設備を束ねて応札できるようになりました。低圧蓄電所の収入の中心は、一次調整力の待機の対価です。

オフライン枠での低圧蓄電所の収入の流れ
低圧蓄電所×多数49.9kWずつ待機
出力を預ける収入の配分
アグリゲーター束ねて1MW以上に
調整力約定代金
送配電事業者需給調整市場で調達

オフライン枠に入れるかをどう確かめるか

オフライン枠に入れるかは、アグリゲーターとエリアの束ねの状況で確かめます。最低入札量は1MWで、49.9kWなら同じエリアで21基以上、または他の設備と合わせた束ねが必要です。束ねの仕組みは低圧蓄電所が需給調整市場に入る仕組み、アグリゲーターが束ねて1MWで応札で解説しています。

  • アグリゲーターがオフライン枠での参加に対応しているか
  • そのエリアで1MWの束ねが成立しているか、成立の見込みがあるか
  • 設備の仕様が一次調整力の要件に合っているか
  • 収支の前提に使った単価と約定率

よくある誤解は何か

よくある誤解は、「オフライン枠なら1基からすぐに入札できる」というものです。オフラインなのは接続の方法で、最低入札量の1MWは変わりません。

  • オフラインは通信が要らない:専用線が不要という意味で、アグリゲーターの制御や計量のための仕組みは必要です。
  • 単価は上限で固定:一次調整力のΔkWの上限は2026年9月1日の実需給から10円で、約定単価は上限以下で決まります。

仕組みの詳しい解説は一次調整力のオフライン枠とは何か、低圧の蓄電池が入る参加の枠を解説をご覧ください。

まとめ

  • 一次オフライン枠は、専用線でのオンライン接続を必要とせずに一次調整力へ参加できる枠です。
  • 低圧蓄電池はアグリゲーターが同じエリアで1MW以上に束ね、主にこの枠で参加します。
  • アグリゲーターの対応と、エリアで束ねが成立する見込みを確かめます。

出力49.9kWの低圧蓄電所については、低圧蓄電所のご案内をご覧ください。

出典

  • 株式会社タンソーマンGX「系統用蓄電池 投資の基礎解説ブック 低圧編」(2026年10月)

※本記事は制度と市場の一般的な解説です。個別の投資を勧めるものではありません。

コラムの一覧へ→