タンソーマンGX 蓄電所の案件と用地

低圧(49.9kW)

JC-STARとは?2027年10月から低圧蓄電池に求められる認証

JC-STARはIoT機器のセキュリティ要件への適合を示す国の認証制度で、低圧の系統用蓄電池(低圧蓄電所)では2027年10月以降に新たに連系する設備のPCSなどに★1が求められる予定です。

低圧の系統用蓄電池(低圧蓄電所・低圧蓄電池、出力50kW未満・49.9kW級)は、アグリゲーターの指令を通信で受けて充放電を切り替える設備です。本記事では、JC-STARの位置づけと低圧での時期、機種選びの確認点を整理します。全体像は低圧の系統用蓄電池 総合ガイドをご覧ください。

JC-STARとは何ですか

ネットワークにつながる機器がセキュリティの要件に適合していることを示す、国の認証制度です。

★1は基本的な水準を示します。蓄電所は遠隔で監視・制御されるため、PCSや通信機器が外部とつながります。同じ機器が全国に多く設置されれば、共通の弱点が電力網全体に影響しうることから、機器そのものに一定の水準を求める考え方がとられています。背景は蓄電所のサイバーセキュリティで解説しています。

低圧蓄電池ではいつから求められますか

2027年10月以降に新たに連系する低圧設備のPCSなどに、JC-STAR★1が求められる予定です(2026年10月時点)。

低圧蓄電所とJC-STARの時期
  1. 2026年度低圧受電点の計測で需給調整市場の全商品に参入可能に
  2. 2026年10月国の審議会で低圧の申込み約2,800件を報告
  3. 2027年10月〜(予定)新たに連系する低圧設備のPCSなどに★1

解説ブック低圧編(2026年10月)。詳細は今後の公表を確認する。

高圧と低圧で基準日は違いますか

違います。高圧・特別高圧は契約申込みの受付日、低圧は連系の時期が基準になる予定です。

低圧は連系の時期で区切られるため、申込みが早くても連系が2027年10月以降にずれ込めば対象になります。低圧蓄電所は申込みからおおむね6か月〜1年で運転を始められますが、工期が延びた場合にはこの点を意識しておく必要があります。高圧を含めた比較はJC-STAR★1とはにまとめています。

機種を選ぶときに何を確かめればよいですか

PCSや通信機器がJC-STARに対応しているか、対応の予定がいつかを、メーカーと型番で確かめます。

  • 電池、PCS、通信機器それぞれのメーカー・型番と保証の範囲
  • JC-STAR★1の取得状況、または取得予定の時期
  • EMSがアグリゲーターの運用システムと連携済みか

解説ブック低圧編(2026年10月)は、案件を比べる12項目の一つに「JC-STARへの対応」を挙げ、対応した機種を選んでおくと安心だとしています。連系が遅れた場合の売上の差は低圧蓄電所の売上試算ツールで確かめられます。

JC-STARへの対応は、機器の選定だけでなく、将来の売却のしやすさにも関わります。買い手は機器の認証の状況を確認するため、対応状況を書面で残しておくと引き継ぎが円滑になります。

まとめ

  • JC-STARはIoT機器のセキュリティ要件への適合を示す国の認証制度
  • 低圧は2027年10月以降に新たに連系する設備のPCSなどに★1が求められる予定で、基準は連系の時期
  • 機種選びでは、PCSと通信機器の対応状況をメーカーと型番で確かめる

出力49.9kWの低圧蓄電所については、低圧蓄電所のご案内をご覧ください。

出典

  • 株式会社タンソーマンGX「系統用蓄電池 投資の基礎解説ブック2026 低圧編」(2026年10月)
  • 資源エネルギー庁 次世代電力系統ワーキンググループ 資料(2026年10月)

※本記事は制度と市場の一般的な解説です。個別の投資を勧めるものではありません。

コラムの一覧へ→