製造業のサプライチェーン含む脱炭素経営の方法とは?方法や事例まで解説

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脱炭素経営

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日本は先進国の中でも非常にカーボンニュートラルへの考えや脱炭素に向けた会社 の経営を疎かにしています。
しかし、近年は日本でも脱炭素経営を行う企業が増えています。いますぐ脱炭素経営に取り組みませんか?

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近年、企業ではカーボンニュートラルの実現に向け脱炭素経営の取り組みが実施されています。

これからサプライチェーン全体での脱炭素経営を考えている方も多いのではないでしょうか?

「サプライチェーンの脱炭素経営とは?」

「サプライチェーン全体の脱炭素経営の事例が知りたい!」

そこで、本記事ではサプライチェーンの脱炭素経営の方法から事例まで解説します。

効果的に脱炭素経営に取り組み、カーボンニュートラルへの実現のご参考にしてください。

目次

サプライチェーンにおける脱炭素化の方法

脱炭素経営では、自社だけでなく取引先や関係するサプライチェーン全体での取り組みが必要です。ここでは、サプライチェーン全体での取り組みについて解説します。

サプライチェーンにおける脱炭素化の考え方

サプライチェーンを含む脱炭素経営を進めて行く中で抑えておくべき考え方が「Scope」です。

「Scope」は、製造業などのにおける材料の調達や製造、物流など一連の流れで発生する温室効果ガスの分類方法です。主に、上流工程か下流工程か自社による直接排出か、他社排出かなどで分けられます。

具体的には、以下のように分類されます。

  • Scope1:事業者⾃らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、⼯業プロセス)
  • Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気を、自社で使⽤した際に伴う間接排出
  • Scope3:Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

特にScope3は、下流工程の材料の配達や配送まで含まれているので、他社や委託業者まで考慮する必要があります。

もちろん、自社で温室効果ガス削減に取り組みますが、外部組織の協力なしでは、Scope3で排出された温室効果ガスの削減は不可能です。

そのため、Scope3で排出量の把握後、サプライチェーン全体での脱炭素経営が可能になります。

次章では、実際のサププライチェーン全体の脱炭素経営の取り組みについて事例を紹介します。

サプライチェーンの脱炭素経営の取り組み事例

国内では実際にサプライチェーン全体での脱炭素経営に取り組んでいる企業があります。

ここでは、事例を2つ紹介します。

再生可能エネルギーへの転換

製造業企業のA社は、環境経営の長期方針として「環境ビジョン2050」を策定しました。

内容は、SBT達成に向けた再生可能エネルギーの活用などです。

国内の全店を再生可能エネルギーに切り替えることで、CO2排出由来の電力の年間約36万トン削減することが期待されます。

製造工程や配送におけるCO2削減

食品製造企業のB社は、他社排出である原材料や包装などの製造工程に加え、配送時のCO2削減に取り組んでいます。

CO2削減の方法として、具体的には以下のことに取り組んでいます。

  • 出荷するダンボールのFSC認証紙への切り替え
  • パッケージフィルムの縮小 など

上記の取り組みをそれらの工程を担うステークホルダーと連携しながらCO2の削減に取り組んでいます。

再生可能エネルギーの活用拡大

例えば、C社はサプライチェーン全体で再生可能エネルギーの使用を拡大しています。自社工場だけでなく、供給者にも再生可能エネルギーの使用を奨励し、全体のCO2排出量を大幅に削減しています。

サーキュラーエコノミーの実践

D社は、製品のデザイン段階からリサイクルや再利用を考慮しています。これにより、使用済み製品を原材料として再利用し、サプライチェーン全体での資源の循環を促進しています。

サプライチェーン全体の具体的なステップ

  1. 排出量の測定と目標設定: まずは、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を測定し、具体的な削減目標を設定します。この際、国際的な基準やガイドラインに沿って行うことが重要です。
  2. エネルギー効率の向上: 製造プロセスや物流におけるエネルギー効率の改善に取り組みます。これには、省エネルギー機器の導入やプロセスの最適化などが含まれます。
  3. 持続可能な原材料の使用: 再生可能な資源やリサイクル素材の使用を増やし、原材料の調達を持続可能なものに切り替えます。
  4. グリーン物流の導入: 輸送手段の最適化や、電気自動車などの低炭素輸送手段の利用を促進します。
  5. パートナー企業との協働: サプライチェーン上のパートナー企業と協力し、共同で脱炭素化目標を達成するための取り組みを進めます。
  6. 継続的なモニタリングと改善: 脱炭素化の進捗を定期的にモニタリングし、必要に応じて改善策を講じます。

まとめ

サプライチェーン全体の温室効果ガスの削減は、社内だけでなく社外の関係者との連携が欠かせません。まずは、全体の温室効果ガス排出量の測定からはじめましょう。その後ハード面やソフト面での脱炭素化に取り組み、サプライチェーン全体の温室効果ガスの削減を検討してみてください。

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総編集長
福元 惇二(フクモト ジュンジ)

タンソーマンプロジェクト発起人であり、タンソチェック開発を行うmedidas株式会社の代表。タンソーマンメディアでは、総編集長を務め、記事も執筆を行う。

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