2012年からスタートしたものづくり補助金は、今年で12年目を迎えます。
これまで、多くの中小企業のものづくり・サービス創出を支援してきました。

そこで今回は、令和5年度のものづくり補助金の公募要領や申請書類について解説します。

以下の事項も詳しく解説しますので、ぜひご確認ください。

  • 補助金の目的
  • 申請条件や対象者の範囲
  • 5つの補助枠
  • 公募要領と申請期間
  • 補助金を活用した成功事例
  • サポートサービスについて

ものづくり補助金総合ガイド

ここでは、ものづくり補助金の基本的な内容を紹介します。

  • 補助金の目的と対象業種
  • 生産性向上と中小企業支援
  • 申請条件と対象者の範囲
  • 補助金額と交付の仕組み

上記4つの項目から、ものづくり補助金について理解を深めましょう。

補助金の目的と対象業種

ものづくり補助金は、中小企業が生産性向上をはかるために必要な設備投資を支援する目的で開始しました。

ものづくり補助金では、革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に関する設備購入や設置費用を補助してくれます。

参照:みらサポplus|ものづくり補助金とは

ものづくり補助金は国内で事業を行うすべての業種・事業者が対象です。

  • 製造業
  • 小売業
  • 卸売業
  • 建設業
  • 運輸業
  • 旅行業 
  • サービス業
  • 小売業
  • ゴム製品製造業
  • ソフトウェア業
  • 情報処理サービス業
  • 旅館業
  • 上記以外のその他の業種

生産性向上と中小企業支援

ものづくり補助金は中小企業・小規模事業者等の生産性向上です。
昨今、日本の企業は働き方改革や被用者保険の適用拡大、インボイス制度の導入など労働に関して変更を促されています。

ものづくり補助金は上記のような目まぐるしい制度変更に、中小企業・小規模事業者等が対応できるよう応援する意図が含まれています。

申請条件と対象者の範囲

ものづくり補助金の申請条件は大きく3つあります。

  • 申請時点で創業していること
  • 企業の規模が条件に該当すること
  • 賃金の引上げを計画し実行すること

対象者の範囲は業種などによって異なります。
以下では、16次ものづくり補助金(令和5年11月7日(火) 17時締切)で明示されていた対象者を紹介します。

中小企業者(組合関連以外)

資本金または従業員数が次の数値以下の場合が対象です。

業種資本金常勤従業員数※
製造業・建設業・運輸業・旅行業 3億円300人
卸売業 1億円 100人
サービス業(ソフトウェア業・情報処理サービス業・旅館業を除く)5,000万円 100人
小売業 5,000万円 50人
ゴム製品製造業(自動車又は航空機用タイヤおよびチューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を除く)3億円 900人
ソフトウェア業または情報処理サービス業3億円300人
旅館業5,000万円200人
その他の業種(上記以外)3億円300人

※正社員や契約社員、パートなど(日雇いや季節労働者以外)

中小企業者(組合・法人関連)

以下の組織に該当する場合が対象です。
医療法人および法人格のない任意の団体は補助対象外となります。

組織形態
企業組合
協業組合
事業協同組合・事業協同小組合・協同組合連合会
商工組合・商工組合連合会
商店街振興組合・商店街振興組合連合会
水産加工業協同組合・水産加工業協同組合連合会
生活衛生同業組合・生活衛生同業小組合・生活衛生同業組合連合会
酒造組合・酒造組合連合会・酒造組合中央会・酒販組合・酒販組合連合会・酒販組合中央会
内航海運組合・内航海運組合連合会
技術研究組合

特定事業者の一部

従業員数が次の数値以下および、資本金額や出資総額が10億円未満の場合が対象です。

業種常勤従業員数
製造業、建設業、運輸業 500人
卸売業 400人
サービス業または小売業 (ソフトウェア業・情報処理サービス業・旅館業を除く)300人
その他の業種(上記以外) 500人

特定非営利活動法人

従業員数が300人以下であることや認定特定非営利活動法人ではないことなどが条件です。

社会福祉法人

従業員数が300人以下であることなどが条件です。 

補助金額と交付の仕組み

ものづくり補助金の補助金額は5つの枠によって異なります。
16次公募要領に明記されていた補助金額を見てみましょう。

通常枠

項目内容
概要革新的製品やサービス開発・生産プロセス・サービス提供方法の改善に関する設備やシステム投資
補助金額従業員数:5人以下 100万円~750万円従業員数:6人~20人100万円~1,000万円従業員数:21人以上100万円~1,250万円
補助率1/2※小規模企業者・小規模事業者・再生事業者(2/3)

回復型賃上げ・雇用拡大枠

項目内容
概要業況が厳しいなか賃上げや雇用拡大に取り組む事業者が対象革新的製品やサービス開発・生産プロセス・サービス提供方法の改善に関する設備やシステム投資
補助金額従業員数:5人以下 100万円~750万円従業員数:6人~20人100万円~1,000万円従業員数:21人以上100万円~1,250万円
補助率2/3

デジタル枠

項目内容
概要デジタルトランスフォーメーション(DX)に関するもの革新的製品やサービス開発・デジタル技術を活用した生産プロセス・サービス提供方法の改善に関する設備やシステム投資
補助金額従業員数:5人以下 100万円~750万円従業員数:6人~20人100万円~1,000万円従業員数:21人以上100万円~1,250万円
補助率2/3

グリーン枠

項目内容
概要温室効果ガスの排出削減に取り組む事業者が対象革新的製品やサービス開発・炭素生産性向上を伴う生産プロセス・サービス提供方法の改善に関する設備やシステム投資
補助金額(エントリー類型)従業員数:5人以下 100万円~750万円従業員数:6人~20人100万円~1,000万円従業員数:21人以上100万円~1,250万円
(スタンダード類型)従業員数:5人以下 750万円~1,000万円従業員数:6人~20人1,000万円~1,500万円従業員数:21人以上1,250万円~2,000万円
(アドバンス類型)従業員数:5人以下 1,000万円~2,000万円従業員数:6人~20人1,500万円~3,000万円従業員数:21人以上2,000万円~4,000万円
補助率2/3

グローバル市場開拓枠

項目内容
概要海外事業の拡大・強化等を目的としたもの製品やサービス開発・生産プロセス・サービス提供方法の改善に必要な設備・システム投資
補助金額100万円~3,000万円
補助率1/2※小規模企業者・小規模事業者(2/3)

大幅賃上げに係る補助上限額引上の特例

大幅な賃上げに取り組む意志がある事業者に対しては、申請枠にプラスして特例が適用されます。

項目内容
概要大幅な賃上げに取り組む事業者が対象従業員数に応じて各申請枠から補助上限額を引き上げ
補助上限の引き上げ額従業員数:5人以下 最大100万円従業員数:6人~20人最大250万円従業員数:21人以上最大1,000万円

参照:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金公募要領(16次締切分)

補助金交付までのプロセス

ものづくり補助金は複数のプロセスを経て交付されます。
全体的な交付の流れは以下の通りです。

  1. 公募期間がスタート
  2. 事業計画書を提出
  3. 採択結果を受け取る
  4. 交付申請を行う
  5. 交付が決定
  6. 補助事業をはじめる
  7. 実績報告書を提出
  8. 確定検査を受ける
  9. 補助金を請求する
  10. 補助金を受け取る

補助事業をはじめてから最大10ヵ月の間に支出した経費などが補助金の対象です。
また、現地調査やヒアリングが行われる確定検査を通過しないと補助金は交付されません。

令和5年度ものづくり補助金の概要

ここでは、令和5年度のものづくり補助金はについて解説します。

  • 公募要領と申請期間
  • 申請書類や開発計画書の準備
  • 補助金採択のポイントと注意事項
  • 報告書の提出と認定

令和5年度分の申請を検討している方は、上記4つの項目を確認しましょう。

公募要領と申請期間

ものづくり補助金の公募要領は、ものづくり補助金総合サイト(ものづくり補助事業公式ホームページ)にPDFで用意されています。

令和5年度分に関しては以下で確認してください。

参照:ものづくり補助金総合サイト(公募要領)

ものづくり補助金は16次の公募が終了しています。17次以降の詳細は2023年11月28日時点でまだ発表されていません。
公式からアナウンスされるまで待ちましょう。

公募開始から申請、締切までの期間については16次の公募期間を参考にしてください。

項目日付
公募開始日令和5年7月28日(金)17時
申請開始日令和5年8月18日(金) 17時
申請締切日令和5年11月7日(火)17時

参照:ものづくり補助金総合サイト(公募要領)

申請書類や開発計画書の準備

申請書類や開発計画書(事業計画書)の様式は、ものづくり補助金総合サイトに用意されています。
申請枠によって必要書類は異なります。

  • 事業計画書
  • 補助経費に関する誓約書
  • 賃上げ計画の誓約書
  • 決算書等
  • 従業員数の確認資料
  • 労働者名簿
  • 大幅な賃上げ計画書
  • 加点に関する書類、など

「参照」

ものづくり補助金総合サイト|様式(申請の際にご活用いただく様式)

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金公募要領(16次締切分)

補助金採択のポイントと注意事項

補助金採択のポイントと注意事項は次の3つです。

  • 審査項目を把握する
  • 加点・減点項目を確認する
  • 事業計画に要件を盛り込む

「審査項目の把握」では、要件を十分に理解したうえで書類が準備できていることが見られます。

「加点・減点項目の確認」は採択角度を上げるための要素です。
応募締切日から過去3年以内に類似の補助金が交付された人が応募すると減点対象となります。

「事業計画に要件を盛り込む」では、技術面や事業化面、政策面が確認されます。
革新的な取り組み内容・市場ニーズ・地域経済への波及効果などさまざまな観点を盛り込みましょう。

ものづくり補助金は中小企業の経営者などが個人で申請できます。
しかし、提出書類にある程度の品質が求められるので、専門家へ相談するのがおすすめです。

報告書の提出と認定

ものづくり補助金は交付が決定して補助事業をはじめた後、実績報告書の提出が必要です。
実績報告書とは補助事業を事業計画通りに実行したことを証明するものです。

  • 実績報告書
  • 機械装置購入などの支出がわかるもの(領収書)
  • 出納帳
  • 預り金元帳、など

参照:【実績報告資料等作成マニュアル】

実績報告書の提出期限は事業が終了した日から起算して30日経過後、または事業完了期限日のいずれか早い日です。

実績報告書の提出後、経費が適正に支出されたかなどを確認する確定検査が行われます。

確定検査通過後にものづくり補助金事務局から補助金確定通知書が通知されます。
通知を受けたら企業側が補助金を請求。
その後、補助金が交付されます。

補助金活用事例と成功事例の紹介

ここでは、ものづくり補助金を活用した事例を3つに分けて紹介します。

  • 生産革新と海外展開の事例
  • 技術開発とビジネス強化の事例
  • 地域連携と産業振興の事例

事例を確認することで、採択されるポイントが見つかる可能性があります。

生産革新と海外展開の事例

網走ビール株式会社は三釜方式の醸造法で地ビールを製造している企業です。
深いコクや風味に特徴のある地ビールは海外バイヤーから好評を受けていました。

しかし、瓶への充填やラベル貼りなどが手作業だったため、製造量のニーズに応えることができませんでした。

そこでものづくり補助金を活用し、瓶の洗浄・充填・打栓を行う充填機、瓶タイプに特化したラベル貼り機、計量と異物検査を行う機械を導入します。

それにより、従来は1日3,000本に満たなかった製造量が1万本まで増加しました。
さらに生産コストは78%の削減に成功しています。

台湾や香港などのアジア圏のほか欧米や南米への展開も考えており、3年後に20%の売上増加を目指しています。

参照:成功事例のご紹介|網走ビール株式会社

技術開発とビジネス強化の事例

斉藤プレス工業株式会社は金属製品の製造を行う企業です。
多種多様な加工が事業の強みで国内自動車部品の製造も請け負ってきました。

しかし、自動車部品においては現地調達にシフトされるなど、常に激しいコスト競争にさらされています。

そこで同社は、ものづくり補助金を活用して高精度の工作機械とCAD/CAMを導入。
切削加工工程をプレス加工化するという、高精度プレス金型製作スキルを確立しました。

切削加工のプレス加工化によって工数は半減。
クオリティの高い製品を短納期・低価格で製作し競合との差別化をはかりました。

今回の補助事業で得た技能は国内のみのため、海外へ流出する心配はありません。
高精度金型のニーズに合わせて受注拡大を見込んでいます。

参照:成功事例のご紹介|斉藤プレス工業株式会社

地域連携と産業振興の事例

有限会社厨ぼうずは、福井県の野菜や果物を取り入れた料理を提供するレストランを運営しています。
ものづくり補助金においては、福県立恐竜博物館で提供する恐竜スイーツ製造のための機械装置・デポジッターを導入しました。

原材料は地元の農業生産者と連携して仕入れ、スイーツ開発専門家の指導のもと試作品づくりを繰り返します。
試行錯誤を重ねた結果「羽二重 恐竜ぶっせ」が誕生し、テスト販売を開始。

子供だけではなく大人にも高評価を得ることができました。

また、福県立恐竜博物館以外のスポットや首都圏百貨店などへの販路拡大を目指し、長期保存が可能な恐竜スイーツも開発しています。

参照:成功事例のご紹介|有限会社厨ぼうず社

申請に役立つ資料とサポートサービス

ここでは、申請に役立つ資料やサポートサービスについて解説します。

  • 書類作成と審査基準の理解
  • 事務局や専門家による相談窓口

申請を検討している人は、手続きに取り掛かる前にぜひ目を通してください。

書類作成と審査基準の理解

書類作成においては、事前に公募要領をきちんと確認してください。
採択を受けるためには条件を満たすことが肝要です。

公募要領には5つの枠の基本要件や審査項目が明記されています。

審査では事業計画書に技術面・事業化面・政策面が的確に記載されているかなどが見られます。
また、加点項目については以下の4つが審査されます。

  • 成長性
  • 政策
  • 防災・減災
  • 賃上げ

上記を満たし、なるべく採択確度を高める書類作成を心がけましょう。

ものづくり補助金に関する疑問を持っている人は、ものづくり補助金事務局が用意した「よくある質問」から回答を得られる場合もあります。

参照:ものづくり補助金総合サイト(公募要領・よくあるご質問)

事務局や専門家による相談窓口

ものづくり補助金には「ものづくり補助金事務局サポートセンター」が用意されています。
問い合わせ先は以下の通りです。

項目応募申請書類・電子申請手続き・交付申請・事業化状況報告について
受付時間10:00~17:00(土日祝日および12/29~1/3を除く)
電話番号050-8880-4053
メールアドレス【公募要領に関する問い合わせ】monohojo@pasona.co.jp
【電子申請システムの操作に関する問い合わせ】monodukuri-r1-denshi@ml.nsw.co.jp

また、ものづくり補助金は中小企業庁が用意している支援機関が利用できます。
支援機関では事業計画のアドバイスや作成支援を行ってくれます。

以下の公式サイトから確認してください。

参照:みらサポplus|経営相談しよう

よくある質問

ここでは、ものづくり補助金に関するQ&Aを紹介します。

ものづくり補助金は個人事業主も対象ですか?

個人事業主も対象です。

ものづくり補助金の条件は?

革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に関する機械購入・設置が条件です。5つの枠によって細かな条件が異なります。

ものづくり補助金を活用して脱炭素化を進めよう!

日本で事業を営む企業は、日本政府が掲げている「2030年度温室効果ガス削減目標」や「2050年カーボンニュートラル」を達成させるために、脱炭素化を図る取り組みに積極的に参加する必要があります。

ものづくり補助金のグリーン枠は、企業の脱炭素化がはかれる補助金です。ここでは、ものづくり補助金のグリーン枠の概要を紹介します。

グリーン枠の要件

グリーン枠を申請するために必要な要件を確認してみましょう。グリーン枠は以下の要件に該当する企業が応募できます。

要件①

以下のうち、どちらかに該当すること。

  •  温室効果ガスの排出削減に役立つ革新的製品やサービスの開発
  •  炭素生産性向上を伴う生産プロセス・サービス提供方法の改善

要件②

3~5年の事業計画期間内に、会社全体または事業場単位で炭素生産性が年率平均1%以上増加すること。

要件③

エントリー類型の場合は、以下のうち、どちらかを満たすこと。

  • 「エネルギー種類別に使用量を毎月整理している」および「補助対象の事業者、もしくは事業所の年間CO2排出量を把握している」
  • 事業所の電気・燃料の使用量を用途別に把握している

要件④

スタンダード類型の場合は、上記要件③の項目をすべて満たすこと。加えて、以下のいずれかを満たすこと。

  • グリーン枠で開発に取り組む製品・サービスが、自社だけではなく業界・産業全体での温室効果ガス削減に寄与するもの
  • 電気事業者との契約で、一部以上が再生可能エネルギーにかかる電気メニューを選択している
  • 自社でバイオマスや太陽光など、再生可能エネルギーでの発電を導入している
  • グリーン電力証書を購入済みである
  • J-クレジット制度(国の認証制度)に参加し、自社での温室効果ガス排出量削減の取り組みについてクレジット認証を受けている

要件⑤

アドバンス類型の場合は、上記要件③の項目をすべて満たすこと。加えて、上記要件④のうち2つ以上を満たすこと。さらに、以下のいずれかを満たすこと。

  • 通常版または中小企業版SBT(Science Based Targets)の認証を受けている。もしくは、通常版または中小企業版RE100に参加していること
  • 省エネ法における事業者クラス分け評価制度において、令和4年度定期報告書分評価が「Sクラス」評価になっていること
  • GXリーグに参画していること
  • 2020年度以降に以下のうち、どちらかの事業における省エネルギー診断を受診していること。もしくは、地方公共団体で実施する省エネルギー診断を受診していること
実施先内容
一般財団法人省エネルギーセンター無料省エネ診断等事業及び診断結果等情報提供事業エネルギー利用最適化診断事業及び情報提供事業
一般社団法人環境共創イニシアチブ省エネルギー相談地域プラットフォーム構築事業地域プラットフォーム構築事業中小企業等に向けた省エネルギー診断拡充事業

参照:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 公募要領 (16次締切分)

補助金は100万円~4,000万円

グリーン枠の補助金は申請する類型と従業員数により異なります。エントリー類型は100万円~1,250万円、スタンダード類型750万円~2,000万円、アドバンス類型は1,000万円~4,000万円の間で補助金を交付してくれます。補助率は、どの類型も2/3です。

日本の企業は現在、脱炭素化に向けた取り組みを実施するように促されています。ものづくり補助金のグリーン枠を活用して、金銭的な負担を軽減しながら地球環境の保全に貢献しましょう。

まとめ

ものづくり補助金は中小企業・小規模事業者等の生産性向上を応援する補助金です。
革新的製品の開発やサービス提供方法を改善するために購入した機械装置の費用を支援してくれます。

採択されるためには審査要件を十分に理解した書類を準備する必要があります。

ものづくり補助金に関する重要用語

項目説明
事業計画書技術面・事業化面・政策面などの審査項目を意識しながら作成する書類
採択補助金交付候補者として選定されること
公募要領公募に関する規則・ルールを定めたもの。申請枠の概要や審査項目、加点項目が明記されている

著者のプロフィール

福元 惇二
福元 惇二
タンソーマンプロジェクト発起人であり、タンソチェック開発を行うmedidas株式会社の代表。タンソーマンメディアでは、総編集長を務め、記事も執筆を行う。